せすにっき

日記。2019年1月にはてなダイアリーから引っ越しました。2024年もそこそこ適当に生きたい。

木曜北風小雨日記

用事があって実家に行ってきた。普段一人暮らしで半ひきこもりな生活を送っていると、ひとりになれない状況や、複数人が同居している環境に必要以上にびくびくしてしまう。このご時世に、自分の家ではあるけれど、自分以外の人間がいる空間でためらいなく咳やくしゃみをしてしまうのってご家庭ではアリなのか? 家族だから、近い位置に座った状態でこっちに顔を向けてしゃべりまくるのもおkなのか? 特にうちのファーザーは耳が遠くなってきたお年頃なので、こっちに話しかけてくる時の声も大きめでなかなか恐怖である。これはつまり、父が外で人と話す時などに、耳が遠いことを察した相手の人が、父により近づいて大きな声で話しかけてくれるというとても親切な行為にも自分が恐怖を覚えてしまうことを意味している。なんか自分が恐怖のあまり社会性を失ってしまったのではないかとか思ってしまう。いや、恐怖を感じなくなるようにつとめて冷静に客観的に状況を観察しようとした結果生じた副作用に近いかもしれない。地震酔いみたいな。

この感覚はけっこう前から発生していて、例えば、下手するとアニメなんかをテレビで見ているときにも「あっ濃厚接触…」とか「ああーなんだこの人混みは~!やばいー!」と色んなシーンを脳味噌がコロナ基準で判断してしまうことがある。ネトフリで『ダーリン・イン・ザ・フランキス』を見ていたときも、フランクスに乗っているパラサイトたちを見て「狭い空間…二人割と近い…大声で会話もしておりこれは濃厚接触」とか、ふとした瞬間に思考がコロナってしまう。実際には戦闘中は二人が面と向かい合った体勢でいるわけではないし、そもそもフランクスのコクピットはしっかり空調管理がなされているから感染のおそれは低いのでは?と後で自分で自分にツッコミを入れたが、ツッコミどころはそこじゃない。