オリンピックで以前から気になっていた竜巻チョッパーなるものを買った。いくつかの会社から発売されていて、ぶんぶんチョッパーという名で売られているものもあった。透明なプラスチック製の小さなボウルの真ん中に金属刃が何枚かついた軸が取りつけられていて、みじん切りにしたい食材をボウルに入れ、プラスチック製の蓋をして、蓋についたリング状のハンドルを引っ張ると、紐によって刃付きの軸がぶんぶんと回転し、ボウルの中身が切り刻まれる。
タマネギのみじん切りにすぐ泣かされるのでこれは助かるのでは、と思って入手してみたのだが、ボウルの中身をむらなく切り刻もうとしてちょっと念を入れるとあっという間にみじん切りが細かくなりすぎてしまう。きのう餃子を作るときにキャベツとニラもこれで刻んでみたのだけど、ついうっかりこれらの葉っぱをめちゃ細かく粉砕してしまった。これで餃子を作るとどうなるかというと、ペーストに近くなった具が既にでろでろとして形を保ちがたく、焼いているうちに野菜の水分がいつもより多く出てくるため、なんかやわらかいかんじの焼き餃子になる。食べると「そうか、介護食ってこんな風なのか…」というのが体験できる*1。餃子の具が飲み物になった事例の誕生であった。
ほどよい大きさのみじん切りで止めようと思ってもボウルの中身の大きさがなかなかきれいに揃わないし、これチョッパーじゃなくて手動ミルサーだよな。バジルソースを作るのに便利だと書いている人がいてなるほどと思った。これから買う人には、大きめサイズ＆蓋もちゃんとまるごと水洗いできるものをおすすめします。
*1:確かに一人分の介護食や離乳食を作るのに有用っぽい
