せすにっき

日記。2019年1月にはてなダイアリーから引っ越しました。2022年も適当に生きたい。

読み終えた

ロシア闇と魂の国家 (文春新書 623)

ロシア闇と魂の国家 (文春新書 623)

この前の「国家の罠」つながりで結果的にラスプーさんブックスキャンペーンみたいになりそうな当日記ですが単なる成り行きです。ちなみに「自壊する帝国」は買ったけど部屋の中で行方不明だ。
この本ではロシアという国の人々やロシアと関わりの深い日本人について語られていて、というか対談本なので語り合っていて、いや語られ合っていて、ん?日本語的におかしい。語り合われていて、んがーーーー!!!とにかく彼らはロシアを熱く語っているよ!!以上。
亀山郁夫氏が訳した「カラマーゾフの兄弟」を俺はいまだに読んでいなくて、ああいつかはいつかは、と思っている。思っているのだけれどそのまま軽く3年ぐらい経っちゃうといういつものパターンで見事未読の殿堂入りする予感。でも、もしこの対談本を読むならカラマーゾフは読んどいたほうが多分楽しめると思うなー。そういえば「罪と罰」ってタイトルの漫画をこの前本屋でちらっと見かけたんだけど、あれはかのドストエフスキーの長編を漫画化したものなの?それともタイトルだけ借用して完全に別のストーリーなの?ちなみに俺「世界の中心で愛をさけぶ」っていうのはエヴァオタの彼と彼女が出てくる映画だと思ってた。死にたい。ハーラン・エリスンにもごめんなさい。
罪と罰 2 (アクションコミックス)

罪と罰 2 (アクションコミックス)

あ、現代日本が舞台になってるけどやっぱりあの大作の漫画化なんだ。暇があったら読もう。
何を書こうとしてたんだっけ。ああ対談本。俺が思ったのは、対談のはずなんだけどなんかあんまり対談って感じがしないなあってことで、もちろんロシア文学やロシア人の気質、宗教、その辺の話ではなるほどなるほど〜と面白く読めたんだけど、なんか、二人とも向かい合って話をしているという感じがしなかったんだ。実際には進行役の人がいてその人の問いとか合いの手が省かれているのかなあ?いや、なんていうか佐藤氏の方は傍らのマイクのようなものに向かってひたすら喋り続けているような感じがするし、亀山氏は手を胸にあてて遠い目をしながら言葉を紡いでいるような印象。でも、常識的に考えたらきっと実際はちゃんとお互いに相手の目を見てしゃべっているにちがいないよ!なんでそんな光景が浮かぶのか自分でも不思議。いや、多分人はそれを妄想と呼ぶんだぜ。
ラスプーチンの人は自分の気質をロシア国民の一種の自己犠牲的精神と結び付けたがっているような気がする。「国家の罠」では取り調べの際などに「あなたはプライドが高い」と言われて再三それを否定する場面が出てきて印象に残った。このあたりについてはあと何冊か読んでもう少し考えてみよう。
今年の1月13日(id:cess:20090113)に「予想をはるかに上回る面白さ」と書いているのが実はこの本のことだった。でも、何が面白かったのかと引用すべき部分を探してページをもう一度開いてみると、ふた月前に自分がガッツンと衝撃を受けたはずの文章はどこにも見当たらなくて困った。いや、その時と同じ文章が同じ順番で一字一句違わずそこに並んでいることは確かなのに、ガッツン感はもう味わうことができなかった。その代わりそこには無数の引き出しが並んでいて、どれを開けても中身はブラックホールです。本当にありがとうございました。