せすにっき

日記。2019年1月にはてなダイアリーから引っ越しました。2024年もそこそこ適当に生きたい。

灰色月曜日記

きのうの晩ごはんはシュクメルリ(もどき)にした。ジョージアに住んでいる日本語ペラペラなラトビア人のユーチューバーがシュクメルリのレシピを紹介しているのを見ていたら、自分も食べたくなってしまった。ユーチューバーはもも肉とか胸肉とかじゃなくて丸鶏一羽そのまんま使ってた。バタフライカットとかいって真ん中に縦に切れ目を入れて左右に広げて、そしてそのまんまフライパンで焼いてた。本場のシュクメルリは豪快なのだなと思った。私はもちろん丸鶏じゃなくて、冷凍庫に入っていたもも肉を解凍して使った。肉とにんにく以外になんも具を入れないとなんかさみしいので、大きめに切ったタマネギとブラウンマッシュルームを入れた。生クリームもうちにはないから、代わりにたっぷりめのバターと牛乳とシュレッドチーズでヨシ!動画では鶏の下味を付けるためにいくつかのスパイスが使われていたということを後から思い出して、煮汁にコリアンダーターメリックを加えたら、ターメリックのおかげで黄色いシュクメルリになった。煮えるさまを見ていて「これって、もしかしてカレーでは…?」と疑問がわいた。お味の方はこれまで作ったのよりもスパイスの分だけ風味が増して非常にいいかんじだった。もう少し色々足してみたらどうか?カイエンペッパーなども入れてちょっとピリッとさせてみたいぞ?などと欲が出てきたのだけど、やっぱり「それって、もしかしてカレーでは…?」となってしまった。私は本当はシュクメルリではなくカレーが食べたかったのだろうか。
 
 
コロナで観光業が打撃を受けている、という福島県のローカルニュースの動画をネットでたまたま見かけて再生してみたら、自分が行ったことのある温泉旅館が取材に応じていた。あの宿はたいへん良かった。えらいリーズナブルな料金で、その割に温泉がとってもとっても良かった。川っぷちの半露天風呂で、川音を聞きながら外を眺めるのがめちゃ楽しかった。しかし記憶をたどっていて気がついた。宿で食べたものの記憶がぜんっぜん残っていない。部屋食だったのか、食事処へ出向くシステムだったのかすらも思い出せない。脳細胞に焼き付くような美味しいorまずいものが出なかったということなのか、それとも二度と思い出したくないようなものが出たのだろうか。宿に対する総合的な印象の良さを考えると後者のパターンは考えにくいけれども。再訪して確かめたいのでこの宿にはなんとか生き残って欲しい。