せすにっき

日記。2019年1月にはてなダイアリーから引っ越しました。2024年もそこそこ適当に生きたい。

ねむい日記

「エモい」という言葉の使い道がいまいちつかめないでいた。いやまあ自分より若い世代の言葉だろうし別に無理矢理使わなくてもいいんだろうけども。でもさっきSpotifyでアニソンを流していて、神聖かまってちゃんの『夕暮れの鳥』のあとに酸欠少女さユりの『それは小さな光のような』がかかったとき、この流れはエモいという言葉でしか表せぬと思った。なので自分の中のエモいの基準がこれになった。
ほんとうにたまーになんだけど、音楽を聴いていて「あっこの感じだ」というような気持ちになることがあって、心臓をわしづかみにされたような、悲しいような、嬉しいような、生まれる前に戻ったような、これからあの世に行くような、懐かしいような、まったく知らないところにいるような、めちゃ不思議な感覚が呼び起こされるのだけど、これはなんなんだろう。曲の全体ではなくて例えばイントロの一部とか、ギターソロのちょっと前の数秒間とか、そういう短い部分だけなんだけども。すぐ思い出せる比較的有名どころの曲でいうと爆風スランプの『ハイランダー』の2コーラス目が終わったあとの間奏の一部とか。あと、40年ぐらい昔の松坂屋かなんかのテレビショッピングのBGM(の一部)とか。前述の『夕暮れの鳥』はイントロ全体にそういうニュアンスも漂っているのだけどどちらかというとなんかもっと退廃的というか、自分には終末感がひしひしと感じられる。終わりって甘美だよね……。あくまでも自分の耳がそう聞いただけで、作った人の意図したのと違う印象かもしんないけど。