せすにっき

日記。2019年1月にはてなダイアリーから引っ越しました。2024年もそこそこ適当に生きたい。

夜中に目が覚めた

超へんな夢みた。
都内へ出かけたので久しぶりに大学の近くの古本屋に行く。ここは2階から上が怪しい雑貨屋になっていて、本だけでなく昔共産圏から流出したミリタリーグッズとか、さらに昔の魔術用品などが売られていたが、最近はスマホのアクセサリーなども扱うようだ。店内は青っぽい照明が使われて幻想的だがいかんせん暗すぎて手に取った本の題名もよく見えない。
ここで以前買った本に、おまじないについて書かれた英語の入門書がある。今もちょうどカバンに入れて持ち歩いている。これは確か心理学の先生に勧められたのではなかったっけか。と思い出しているとがやがやとさらに上の階から声が聞こえてきて、見るとその先生が、私の同期であるところの卒業生たちや他の教官と一緒に、談笑しつつ狭い木の階段を下りてくるところだった。
友人とも挨拶をかわし、自分は2階の喫茶スペースにある、オルガンのような恰好の机とセットになった、背もたれもひじ置きもない、ベンチのような低く長い椅子に腰を掛けた。ほかの人たちは皆最初はバルコニー席の椅子に座っていたのだが、雨が降り出したためばたばたと屋内に戻ってきた。やがて先生が自分の隣に座った。自分は先生に勧められた本を今も持っている、とカバンから取り出して見せた。この本には革製のカバーがかけられていて、その細工がとても凝っている。大きなフクロウ1羽を丸ごとかたどったデザインなのだ。これはこの本が出版され店頭に並んだ時に、限られた冊数にだけあらかじめ取りつけられていた特典なのだそうだ。先生自身はこの特典カバー付きバージョンの現物を見たことはなかったらしく興味津々のようだった。また、この本を有効活用して自分が現在携わっている仕事について、きわめて的確な分析とアドバイスをくれた。うむ、この先生やっぱり好きだー。
皆と楽しい話がはずみ、気が付くと夜の12時半を回っていた。どうやら終電を逃したことを友人に告げると、「ごめんね、私が気が付いてれば……」と真っ青な顔で謝られてしまった。しほちゃんは相変わらずだねえ、全然しほちゃんのせいじゃないよ、もういい大人を通り越した歳になってるのだから自分でなんとかするしへーきへーき、と返しつつ、そういえば実家の用事が途中のままこっちへ来てしまったなと思い出す。洗濯物をたたんでいたのだっけ。それとも調べものをしていたのだっけ。電話をしようとカバンを開けたところ何をしていたかが判明した。PHSからiPhoneに移行しようと思って本体だけAppleストアで買ったあと、その設定をしながら母親に使い方を教えていたのだ。どうしても欲しいアクセサリーがあってここまで出かけてきたのだった。
端末にSIMは挿したものの中途半端な状態で持ってきてしまったためまだ通話ができない。慌てた自分は別の友人の開いているカバンからのぞいていた白い携帯電話を手に取り、それから「借りるね!」と断った。彼女もたまたまこちらに用事があって出てきていたのだが、ホテルを取ってあるのでもう少ししたらそこまでタクシーで向かうのだという。
今の時間ならまだ、もしかしたら地下鉄や私鉄を駆使すれば帰れたりしないだろうか?と思い直した。東京駅発の最終列車の時刻だけじゃまだわからない。それこそスマホで調べればいいんだ、と思い当たったところで目が覚めた。