へんな夢みた。
住んでいる建物が区画整理のためごっそり移動した。普通建て替えとかになると思うんだが……。おかげで部屋の廊下の先が玄関でなく変な事務所みたいなところとつながってしまい落ち着かない。居室から外に出るのにそこを通らなければならない。区画整理ってこんなだったっけ？ その事務所では今時ブラウン管のテレビの小さい画面でニュースを見ているようだ。そのテレビはどうしたのかと聞くと、何か政府の事業の一環として開催されたフリーマーケットで入手したという。値段を聞いてもちっとも安くない。
自分の居室の窓側は隣接する観光施設、観光施設というか、観光客でにぎわう寺院の参道につながってしまった。朝になると寺院の跡取り息子が勝手に部屋を覗き込んで声をかけてくるが、こちらは運悪く、疲れが取れず体が動かず寝床から出られない。あーこれこっちが感じ悪いってことになっちゃうんだろうか、勘弁してくれ、となんとか起き出してパジャマのまま外に出る。
参道のある地点から先へ行くと、あちこちを鹿がうろついているが、自分の住む部屋の方にはやってこない。ここらあたりは馬が通るからだ。この町で唯一気に入っているのが、クリーム色のやや古い建物に入っている洋菓子屋で、猫をモチーフにしたクッキーを売っている。何を使って色を付けているのか、翡翠のような色をした猫形クッキーなのだ。これはかわいい。しかし店主が年老いたため毎日は営業していない。今日は閉まっているようだ。
洋菓子屋の隣には町工場があって、ここは見学することができる。今日はテレビ局の撮影があるとかで、自分が中を見ているとひょっこりと芸能人とおぼしき人があらわれた。うち一人は明石家さんまだったが、女性の方が誰なのかがわからない。わからないけど見たことがあるので女優さんかな？ アナウンサーかな？ と考えているうちに目が覚めた。
