へんな夢みた。
買ったことも忘れていた指輪が出てきたので着けてみた。アーモンドのような大きさと形の、チョコレートのような表面の質感を持つ裸石が金色のプレーンな甲丸リングの上に、それより一回り小さな、赤っぽく透き通った添え石と一緒に斜めに留まっている。
しかし着けたまましばらく用事をしていてふと目をやると、指輪がトランスフォームしてそのデザインを一変させていた。金のリングの上に載っているのはさっきまでのアーモンド形の石ではなく、ショットグラス（に見立てた工芸品？）で、そのグラスの底から三分の一ぐらいのところまでをコーヒーのような茶色い、やや透き通った物体が満たしていた。触ってみると液体ではなく固体だった。これも鉱物であるらしい。見た目ほどは重くないがとにかく邪魔なので外して置物として飾ることにしたが、指から抜き取るといつの間にかまたその指輪は形を変えた。今度は靴の形である。というか片足分の靴の底に金色のリングがついている。黒っぽくかかとのないフラットシューズで特に装飾はなく、飾っておくには見た目が地味すぎる。しかもほぼ実物大であり、大変かさばるために、飾り物用のガラスのケースに入らない。困っているうちに目が覚めた。
