せすにっき

日記。2019年1月にはてなダイアリーから引っ越しました。2024年もそこそこ適当に生きたい。

本日の米国ソーシキ事情

そうか、Q&Aコーナーとかを見るといいのかも。アメリカにも教えてgooとかYahoo知恵袋みたいなのはあるのかなあ。

火葬Q&A

Q:火葬を選択する人が増えているそうだけど、これは費用が安く済むからなの?
A:確かに火葬の料金はご遺体を埋葬する場合の20%ほどですみますが、調査によると多くの方々が別の要因から火葬を選んだり、火葬の予定を立てたりしています。
 
Q:火葬場では何が行われるの?
A:ご遺体を可燃性の棺にお納めします。この棺ごと冷蔵保存にも使われ、後にそのまま炉へとお入れすることになります。火葬の後、ご遺骨はさらに粉砕処理を施されご希望の容器に納められます。ご家族や聖職者の方が遺灰を葬儀場または指定された他の場所で受け取るか選択できます。
 
Q:火葬を選択した場合も、直ちに葬儀場に連絡しなくてはならない?
A:いえ、ほとんどの州では、別途斎場の手配をする必要がありません。
 
Q:股関節インプラント*1やペースメーカーなどの医療機器はどうなるの?
A:ご遺骨から取り除けやすい大きさの金属片ならば、粉砕処理の前に除去が可能です。ペースメーカーや薬物投与用インプラントは破裂する危険がありますので、火葬の前に除去されます。ドナーとして提供する臓器については、医療機関の定めたガイドラインに従って摘出されます。
 
Q:火葬にするとき、故人には衣服を着せないの?
A:ご遺族の意向があれば、着衣のまま火葬できます。軍服、式服、その他特殊な衣類の火葬が可能です。故人にとって特別な衣服は、きれいに畳んだ状態でご遺体の脇に添えられることもよくあります。
 
Q:火葬の前にエンバーミングは必要?
A:エンバーミングが実際に必要なのは、ご遺体が広く人の目に触れる場合や、その場にご遺体を安置して葬儀を執り行う場合だけです。ほとんどの州において、エンバーミングは必須ではありません。
 
Q:返却される遺骨は、見た目どのようなものなの?
A:成人一人のご遺骨で、大体6インチ四方の箱、または大きな辞書一冊分ぐらいの量になります。外見は砕けた貝殻に似ています。特にご指定がない限り、装飾の施されていない仮の容器*2にお入れしてお返ししますが、この容器は永久保存には向きません。
 
Q:あらかじめ、火葬にして欲しいと家族に知らせておけばいいよね?
A:いいえ。意思さえ伝えておけば必ず引き受けてもらえるとは限りません。確実に望みを聞き入れてもらうために、そして死後残された人たちに決め事や手続きなどの手間をかけないように、火葬業者をあらかじめ選んでおき、あなた自身の火葬をあらかじめ手配しておくこともできます。火葬業者は死亡証明書を発行する際に必要な個人情報や承諾書をお預かりすることもできますので、ご遺族が悲しみに暮れているときにあれこれとお尋ねすることもありません。州法に触れなければ、あなた自身の火葬料金を前払いすることもできるのです。
 
Q:料金の前払いにはどのような利点があるのか?
A:前払いには、2つの大きな長所があります。ひとつ目は割引料金が適用され、また対インフレ保証契約が可能であるということです。いかなる場合にも加算料金は発生しません。あなたが非常に大変な病気をされたのちに亡くなり、ご家族が金銭的に余裕を無くしてしまっていても、残されたご家族はあなたを送り出すための最後の出費をせずに済むわけです。2つ目のメリットは、費用のことではありません。人に頼りたくはないという願い、愛する者を喪って悲しんでいる人たちに負担をかけることなく自分の希望をかなえたい、という望みにマッチすることです。自分が死ぬ時、その後を引き受けてくれる家族は誰もいないだろうと考える方々も、そのような思いを抱くものです。
 
Q:家族は私の火葬には賛成してくれているけど、遺体と対面できるような形で葬儀がしたいと言われます。これってできるものなの?
A:可能です、そのような式がご希望であれば、ご遺体にエンバーミングを施して葬礼用の柩にお納めします。火葬を行う場合、棺桶や外棺を購入する必要はありません。
 
Q:遺体を安置しての葬儀は必要ないけれど、家族や友人、知人が集まっての追悼式は行いたい。どんなサービスを選べばいい?
A:火葬にはさまざまなバリエーションがあります。ご遺体を荼毘に付す前に内々で、あるいは公開で訪問を受け付けることもできます。礼拝所や火葬施設内で告別式を行うことも可能です。その時に遺骨があっても、なくても催行できます。訃報に際して遠方から駆けつけるご家族やご友人のため、必要に応じて日時をずらすこともできます。いくつかの教会や退職者居住区では、規定により独自の追悼式を行っていますが、火葬業者とは提携していない場合があります。また他に共同墓地や納骨堂などで行われることもあります。散骨式では参列者がその手でご遺灰に触れることになります。火葬ならではのセレモニーといえるでしょう。

*1:インプラントって歯科の用語だと思い込んでたけど、体内埋め込み型の医療器具全般を指すんだな。

*2:火葬用具カタログ http://www.acsupplies.com/cremation.htm の一番上のなんかはポリプロピレン製だな