こわくてへんな夢みた。
電車で移動している。団体列車らしいが乗っている人たちが次々と謎の妖怪にとりつかれて怪物化してしまう。どうやらアフリカのどこかにある妖怪の根城へ戦闘に行く途中で先制攻撃にあったらしい。
俺は戦いのメンバーに選ばれてはいるのだが、なんかへんな種族の血をひいているのでみそっかす扱いだ。みんなに配られた護符にすらアレルギー反応を起こす始末でこれでは味方の力になるのかどうかもわからない。気を抜くと狛犬化しちゃうし。
で、仲間が一人また一人と恐ろしい姿になって息絶えていくのを見てこらあかん、と思っていたら、後ろのほうの車両にいた20人ほどが、ひな壇みたいなところに3列ぐらいになって並んで、自らの身に火を放って炎の中で焼け死んでいった。攻撃を受ける前にこうして自分にとりつこうとした化け物もろとも「聖化」するという捨て身の業なのだった。青い炎の中で、呪文なのか悲鳴なのか、低い声が「おおおおおおおおおおおおお」とずっと聞こえてきてこわくて目が覚めた。
