せすにっき

日記。2019年1月にはてなダイアリーから引っ越しました。2024年もそこそこ適当に生きたい。

読み始めた

持統天皇と藤原不比等―日本古代史を規定した盟約 (中公新書)

持統天皇と藤原不比等―日本古代史を規定した盟約 (中公新書)

定家周辺の本を読み終えたので、時代をさかのぼってこのあたりの話に戻ってきた。見慣れた名前がいっぱい出てくるのでほっとする。ってーか、不比等と定家、この両者のあいだで500年も年月が経ってるんだよ!500年ってすごいよな。俺は日本の歴史って、ハニワ作ってました→聖徳太子が活躍しました→貴族がいました→鎌倉に幕府ができました→(このへんに室町とかよく知らないけどごちゃごちゃ)→武士が暴れて戦国時代→江戸時代が平和でした→開国して近代化しました→戦争のあと現代になりました、ぐらいの流れしかわからなくて、貴族が出てきてから鎌倉幕府ができるまでの間をあなどっていたのだけど、貴族の世というのもずいぶんと永かったのだなあ。
とにかく関係者が藤原さんだらけというカオスな状況から離れて、その藤原氏のはじまりの鎌足の子供、藤原不比等と女帝持統周辺の話。「大君は神にしませば」の歌も見かけて心底ほっとする。
がしかし盟約とはなんぞ?有名な吉野の盟約とはまた別の、持統と不比等との間で交わされたというものらしいんだが、その盟約が存在したということをガチな前提として強調しつつ話がどんどん進んでいくのがなんか納得いきそでいかねー。盟約、というと先の吉野の盟約とおなじような、なにか非常に儀式めいたものを想像してしまうんだけどもどーなのよ。