せすにっき

日記。2019年1月にはてなダイアリーから引っ越しました。2024年もそこそこ適当に生きたい。

まだ1割くらいしか読んでない

隠された十字架―法隆寺論 (新潮文庫)

隠された十字架―法隆寺論 (新潮文庫)

本が分厚いのでちょっと疲れてきた。俺はこらえ性がないのです。しかも書かれている頃の歴史とかもいまいちよくわからんのでちんぷんかんぷんであります!
メモ代わりに、今まで読んだところをまとめるよ!

俺が義務教育で習った大化の改新の年号を覚える語呂合わせには二つあって、ひとつは「蒸し米(645め)炊いて大化を祝おう」。もうひとつは「朝廷の虫殺した(645ろした)大化の改新」であった。二つ目はなんだか物騒だが、実際物騒だったのであった。切られた首がすっ飛んで御簾にくらいついている場面が、本の中に載せられた絵巻に描かれていてこえええええええ!!!しかし上ふたつの語呂合わせを読むと、絵巻の通りとまではいかないまでも壮絶で無念な死に方をした蘇我入鹿がいかにも悪人であり、彼が死んで明るい時代がはじまった!みたいなイメージが浮かんできてしまうので、俺の頭の中では大化の改新はそういう印象なのであった。この本によるとどうも、蘇我入鹿がいかにも傲慢な悪人みたいに記し伝えられているのは、その頃権力をめぐって暗躍していた人たちの勢力が強くはたらきかけたためじゃないかとかなんとか、そんなような流れになってる。文章の密度が濃ゆいのでなかなか先に進めない。天皇の名前と時代が頭の中で一致するともっとスラスラ読めるんだろうなあ。俺は本に載せられている系図を見ただけでノックアウト寸前です。