2007-05-01 寝つきが悪い へんなみじかい夢みた。 暗闇にすっと薄っぺらい布団の柄が浮かび上がる。目の前には知らない男が仰向けに寝ていた。 「濡らしてくれ、濡らしてくれよ」 とその男の細い声が響いたのではっとした。末期の水をとり、彼の唇を湿してくれということなのだった。 声の余韻がしばらく耳にまとわりつき、やがて遠ざかって目が覚めた。