せすにっき

日記。2019年1月にはてなダイアリーから引っ越しました。2024年もそこそこ適当に生きたい。

失意の昼飯

  • 牛すき鍋(単品)
  • 生卵

吉野家へ。大好きだった牛鉄鍋膳が、終了していた。代わりに登場したのが上記の牛すき鍋。しかもメニューには、ご飯と味噌汁と生卵とおしんこがセットされた「牛すき鍋定食」のほうが大きく載っていて、牛すき鍋+ご飯というシンプルメニューは「単品」として小さめな扱い。これはどういうことだ。定食がデフォなのか。480円がデフォルトなのか。敷居higherじゃねえか。おうおう。今まで380円で済んでいたのに。文句あるなら豚丼にしてはいかがでしょう、ってことか。確かに豚丼も10月のリニューアルで若干味は濃くなって食べやすくなったが、やっぱりなじめないから牛すきを頼むことにする。
運悪く店のカウンターの中には、まだまだ不慣れな新人が立っていた。今までなら「牛鍋、生卵で」で済んでいたのに、メニュー変更のあおりで注文がまだるっこしくなった。従来の牛鉄鍋膳に一番近いオーダー「牛鍋+ご飯+卵」を頼みたい場合には、なんと「牛すき鍋、生卵で」では駄目なのだ。新人にもわかりやすいように「牛すき鍋。あ、単品です。あと、生卵ひとつお願いします」と言葉をつむがなくてはならない。「牛すき」と言っただけでは定食が出てきかねない、そんな危うさをはらんだ雰囲気だった。あんのじょう「あ、単品で」と一瞬うろたえる新人。
たしか日経MJかなんかに載っていたのだが、牛鉄鍋=牛すき鍋、ではなく、具材の種類や量、さらには味付けにいたるまで変更されたとのこと。運ばれてきた鉄鍋の中身は確かに今までの牛鉄鍋のそれとは違う。
ネギがねえ!しどい!ちょっと辛目の汁の中でくてくてになったネギが好きだったのに!あとうどんもねえ!ちょっと辛目の汁をたっぷり吸ったうどんが好きだったのに!代わりに白菜としらたきが入っている。すき焼き感を補強するためにこれらの具をエントリーしたのはいいけれども、ネギを省かねばならない理由はどこに!しどい!
新聞記事の通り、牛肉の量は増えていた。しかし味付けが若干甘くなっているのでどうも勢いよく食べ進めることができない。ご飯にかけて食する気にもなれない。アメリカ産牛肉輸入解禁を控えて吉野家が打ち出した新メニューに、どうも自分はなじめない。ええい、このやり場のない悲しみをどうしてくれよう。
そして予想の通り、勘定の際に新人は、牛すき鍋単品ではなく定食のキーを打ち、「480円です」とのたもうた。違うんだ。味噌汁ついてない。漬物ついてない。生卵は別注文。だから380円+50円で430円なんだよ。なんかこれじゃ、単品で頼む自分の方が悪いみたいじゃないか。もういい。もういいからカレー丼を復活させてくれ*1。280円で。肉が入ってなくてもいいから。
ところで、とじ鍋*2が熱狂的に好きだった人はこの状況についてどうお考えなんでしょうか。

*1:NOOOOOOOO!!吉野家のサイトを見たらまだまだ扱ってる店舗もあるみたいだ!!!自分の行く店だけ終了してるのか!!嫌がらせかしどい!!!

*2:牛鉄鍋膳・卵とじ