せすにっき

日記。2019年1月にはてなダイアリーから引っ越しました。2024年もそこそこ適当に生きたい。

読み終えた

絹の変容 (集英社文庫)

絹の変容 (集英社文庫)

のちの長編「夏の災厄」に通じる、バイオホラーもの。美しい虹色の光沢を放つ世にも不思議な絹を作り出そうとしたとある若旦那の夢と野心。孤高の女性科学者の異常な熱意。それらが生み出すとんでもない事態。虫嫌いにはおすすめできない。(いや、読んで欲しいけど)
正直、こんな面白い物語なのだから、もっと長くなってもよかったと思う。じっくり読みたかったのに、ぱらぱらどんどこ読み進めてしまう。というかまじバイオハザアアァァアアアアド!!蚕が鶏を食うんですよ!人を襲うんですよ!あとその蚕から取れた絹が、人によっちゃ致命的なアレルギー症状を引き起こすんで、夢みたいに綺麗な絹布を身にまとったまま全身紫色になって死んじゃったりするわけなんですよ!まじこえええええええええええええええ!