せすにっき

日記。2019年1月にはてなダイアリーから引っ越しました。2024年もそこそこ適当に生きたい。

つよいひと

職場の雑談でふと自殺の話題になった。俺よりもかなり年上のひとりが「でもね、本当に悩みが積み重なってどうにもならなくなった人間は死なないよ!もう開き直るしかないんだもん」と断言したので俺は違和感を覚えたのだけれど、彼女はどこかのセンセイがそう書いていた、と俺の知らない文章を引き合いに出して自説の補強を行い、さらに自らの幼少の頃のことを実例として持ち出した。
この人はいつも明るく、パキパキ仕事をし、また人の気がつかないところ、人がなかなか手を出さないところまでサクッとやってしまう、とても仕事のできる人で、この会社じゃなかったらもっと出世してきっと人を指導する役職についているんだろなあ、と思わせるようなできた人で、俺もそういう面はとても尊敬していて、今の彼女のバックグラウンドにそういう子供の頃の苦労や経験があるんだということにも素直に頷けるんだけれども、今日の彼女の物言いにはどうにもなじめなかった。っていうことは、死んでしまう人たちは、悩みが足りなかったとでもいうんだろか。もっともっと苦労している人間は決して死なないというんだろか。