せすにっき

日記。2019年1月にはてなダイアリーから引っ越しました。2024年もそこそこ適当に生きたい。

そういえば

この前NHKでウィルスの話をやってて面白かったのをふと今日思い出した。たぶん爆笑問題のどっちかがポコッとそれらしき指摘を口に出してそれが記憶に残っていたんだろうけれど、あれはウィルスの話をしているようにみせかけて人間とか生命そのものについて語っていたんではなかろか。たまに発生する恐ろしい伝染病、しかし宿主を殺してしまうような凶悪な性質はそのウィルス自身にとっても命取り。だからこれはウィルスにしてみたら失敗も失敗、きわめてイレギュラーな事例であるさうな。ではウィルスは世代を重ねて生き延びて繁栄することを、種としての自己の目的としているのか?そのために次々と「へんなやつら」を生み出しているのか?それを前提として進められているようにもみえる問いかけにその道のエライ人はなんとなく、ちょっとそれもちがうんだよと言っているような気がした。別に生きたいと志向しているわけでもなく、たまたま生き残ってきたから、生きてる。その中からまたへんなやつがあらわれて、そういうへんなやつが一方では水を得た魚のように力を得て、一方ではうまく生き残れなくて死に絶える。従来の性質を受け継いだままのものも、宿主を含めた周囲の環境が変われば消え去る運命かもしれないし、そんな変化はまったくといっていいほど起こらなくてずっとずっとワンダーラン、な事例もあるかもしれない。でもかれらはそうやって種として残っていくことを使命として負っているのかというとそうでもない。でも生きてる。なんのために?とか考えることもなく。それがとても泡泡チックで、素敵。気負いもなく、焦りもなく、希望も絶望もなく。