へんな夢みた。
へんな仕事をしている。川のほとりで魚をさばく。ヒラマサ、ボラ、アジ、サバ。みなこの汚染された川で獲れた危険な魚だ。どう見ても川魚ではないのが多いがまあいい。そしてさばいた魚は川に戻す。再び水を得た魚の切り身は不思議なことに無数の稚魚に姿を変えて流れを下っていく。
ある休日の朝、寝ていて目が覚めて空腹を覚えたので、自転車こいでこの前たまたま見つけたスイーツ食べ放題の大きな店に出かけてみる。昼間はケーキ食べ放題だが、朝はドリンク込みでモーニング100円。スクランブルエッグもサラダもトーストもコーヒーも食べ飲み放題なのだ。
食事を済ませて同じ建物にある家具屋を冷やかしている。どう見ても俺の部屋には入らない、いや入っても身動き取れなくなりそうなデスク一式やベッド。なんだか西洋の高級木材を使っているのだそうでお値段も身動き取れなくなりそうなケタ数であった。ちなみに俺がいま夢の中じゃなくてリアルで使ってるベッドは5000円だ。下の空間にでかい収納ボックスが3つとちゃぶ台が組み立てた状態のままですっかり収まるのでものすごく重宝。
で、その家具屋を出てうちに帰ると、なんか俺はいつのまにか庭付き一戸建てに住んでることになってるんです。もうね、アホかとバカかと。でもよく見たら俺の頭の中での庭付き一戸建てというイメージからは程遠い廃墟寸前の建物だった。店舗兼住宅だったらしく、店だったとおぼしき正面の広い部屋には土足で入る。というか下が土になっている。
とりあえず風呂に入ろうかなあ、と箪笥をあけたら幼女が二人飛び出してきた。おいおい、田舎だからと鍵もかけずに出かけたのか俺は。子供が勝手に入って中で遊んでる分にはまだマシだが泥棒が入ったらどうするんだ。というか出かけるときにはこの家じゃなかったんだよ。ちゃんと施錠したのに家ごととっかわっちゃったんだよ。
さっき食べた朝食もいまいち味がしなかったし、どうも薄暗くて面白くない夢だし、もう起きようかなあと夢の中ながら思ったので、顔に力を入れてクワッと目を開いたので目が覚めた。
