へんな夢みた。
通りを歩いていると知らない女の人に声をかけられる。聞いてみるとおいしいラーメン店を探しているらしいので教えてあげると、そこはもう知っている、あちらの方からこっちにもあると人に教えられて来たのだという。そのくせなにか勘違いをしていて、彼女がさっき食べてきたのは俺が教えようとしたのとは別のラーメンの店だった。あの界隈はラーメン通りといって割と風変わりなラーメン屋が軒を連ねており、彼女は間違ってハズレな店で食べていたのだ。とりあえずこっちにはラーメン屋はないので、改めてラーメン通りのマイナーだけど美味しい店、漢語堂という名前の古本屋を兼ねた静かな店を教えると彼女は去っていった。
散歩を続けているとやがて祭りの広場へ出た。夏の風物詩なのだが縁日でにぎわっているのは金魚すくいではなく、1mを超える巨大な鯉のつかみどり。ハトヤのコマーシャルみたいな風景があちこちで繰り広げられている。またそこには日めくりカレンダーと書かれたのぼりも立っていて、聞くとそれは有料のメルマガを売る縁日であり、毎朝ケータイに三次元リアルおにゃのこの待ち受け画像が届くらしい。年配の男性に人気らしい。
今年の祭りの目玉はインドからやってくる象であるようだがまだ着いていない。つまらないので家に帰って寝ることにしたが、帰宅すると小さなマンションがでかいビルディングになっていて、どこが自分の部屋だかわからず困る。なんとかたどりつくがベランダ伝いに越してきた隣人が挨拶に来たり、鍵をなくした人が通らせて欲しいと窓をコツコツ叩いたりとまったく落ち着かず、鍵をなくしたと言い張る男はそのまま部屋に居座ろうとしやがったのでとりあえず首を絞めた、ところで目が覚めた。
