せすにっき

日記。2019年1月にはてなダイアリーから引っ越しました。2024年もそこそこ適当に生きたい。

夜中に

へんな夢みた。
へんな人たちの仲間になり、俺は花のお江戸に引っ越した。だが新居(神保町)には幽霊が出る。ちょんまげ姿の野村監督みたいなおじさん。ちょうこわい。
俺が寝床で頭をかかえてうずくまっていると、仲間のひとり、ワイシャツ姿の兄ちゃんが助けに来てくれた。こいつが頼もしい奴だった。幽霊が、サムライ姿などしているが、実はちょっと昔の流行作家で、粋な時代ものを書いていたのに、途中から「革命だー!」とか言いはじめて選挙に出たりしておかしくなっていった男だと、兄ちゃんは看破した。なんでもこの作家の初期の作品のファンだったそうなのだ。
幽霊と彼は激しく問答を繰り広げていたが、晩年の著作を否定された作家の霊が半泣きになって「じゃあこれは!これこそが私の最高傑作だ!よもやくだらんとは言わせん!」と文庫本をつきつけると、兄ちゃんは即座に「ああ、くだらないなんて上品な言葉じゃ足りやしないね。クソだ!」と言い放った。すると作家の幽霊は「あんまりだよ〜」と泣きながら成仏してしまった。多分、嫌になるほどDisられたのでこの世に未練がなくなったんだな、ほめてもらいたくてこの世に残っていたのに「クソだ!」は強烈すぎだなー、と思っているうちに目が覚めた。