さーんーまーのーなーめーろーうーうめええええええええええええええええええええええええええええええええええゃあああああ!!!
割と美容院ジプシー。俺の髪の毛はほっとくとあっちこっちの方向を向くし、手をかけても湿気を帯びた風がひとなぜするだけでやっぱりあっちこっちの方向を向いていってしまうので、思い通りのスタイリング(笑)で一日を終えたことはほとんどない。昔は色々こだわりもあったのだが、あーでも髪の毛の下にある顔がこれですからそんなに頑張っても、と歳とともに納得するようになって、そうするとかえって美容師さんとしゃべるのがめんどくさくなってきて、あんまりしゃべらなくてもおまかせでサクサクやってくれる人に当たるとしやわせだったりする。でも「おまかせします」とか言うと、美容師さん的には「どーでもいいよ適当で」みたいな投げやりな態度の客に見えるのかなあ。新妻に「ねーえ、晩御飯なに作ろっか?」と聞かれつい「なんでもいいよ」って答えてスネられる夫の心境にシンクロッってみたりする。俺が新妻に「なんでもいいよ」と答えたならば、岡崎京子のマンガのクライマックスで黒焦げになっちゃったあのおかっぱの女の子のようにすかさず「君が作ってくれるなら」という一声を想像していただきたい。うん、一言足りないんだ、すまない。