昨日の続き。仁義無き泥沼抗争を目にしてやや人生悲観的になってしまった俺とは対照的に、関係ないのにガソリン持って突っ込もうとするおっさんがいた。この人、こーいう話がほんとに好きなんだからあ。へこみまくってやる気をなくしていた渦中の本人を励ましおだてて乗せまくり、二人で辞表をふところに入れて今日の会議のあとで直談判と勢い込んでいたのでとりあえず心の中で応援することにして午前の仕事を始めた。なんか通常の3倍くらいイキイキしてたなおっさん。
ふところの手榴弾を使うことなく当面の勝利を手にしておっさんは戻ってきた。しかし聞くと軽はずみな判断を下そうとしていた上の人間に「これじゃあいつはもう辞めますよ。そうなったらもう、みんな辞めちゃいますね」と脅しをかけてきた、と楽しそうにのたまう。オイ勝手にこっちの去就まで持ち出すんじゃねえよ。と思いつつも、もし実際そうなったら俺も乗っちゃおうかなあ、というか、乗っちゃうだろうなあと考えてしばし愉快を味わっていた本日の俺であった。
