せすにっき

日記。2019年1月にはてなダイアリーから引っ越しました。2024年もそこそこ適当に生きたい。

実家晩飯

  • ハヤシライス
  • 蒸し茄子 梅だれがけ
  • みょうがの甘酢漬け
  • 茹でたキャベツと牛コマのサラダ
  • 麦茶

実家に行くとちょうどテレビで日南学園桐光学園の試合が流れていた。墓参りに行ったり買い物をしたりと今日は予定が詰まっているのにまたこれが終盤すごい試合になってしまい、延長戦が終わりそうで終わらず仕方なく途中でテレビを消して出かけた。家族で墓参り、だがうちはマイカーでなくてマイバイシクルに依存した生活を送っているのでカーエアコンというもんがいささかうらやましいです。部屋がそのままブーブー走ってるようなもんだよなあ、自動車って。
胸ポケットに入る小さなマイポータブルレイディオを持っている父親が一人で、興奮しながらどんどん自転車をこいで先に行ってしまう。おーい、一人で聴いてないで実況してくれー。と思ったらはるか前方で「ホームラン!ホームランだよ!」と叫んでいた。そうかホームランか。
今日のファーザーはなんだか妙にハイテンションだった。十年前だったら、俺とマイマザーがさっさと出かけたとしてもきっと野球の試合が終わるまで家にいて、一人あとから勝手に既に清掃のすんだ墓に線香を手向けにきただろう。はた迷惑なほどマイペースな人でおまけに人間嫌い気味で、家族でさえ近づきがたいときがあったほどだったのだ。
しかし今日はどうだ。なんだこのニコニコっぷりは。挙句の果てに帰路は「よし、どっちが早いか競争だ!」とか言い出して脇道へひょいと入っていく始末。あ、マイペースなとこは変わっていないな。しかしマイファーザー、連日の野良仕事やら日曜大工(もはや毎日が日曜日なのだが)やらでありえないほどの日焼けぶりだ。だからといってガタイが良いわけではなく、筋肉ではなくむしろ筋?という、マッチョじゃなくて筋男なマイファーザーは、自衛隊上がりという経歴のためもあるのか姿勢だけは異常に良く、その黒く日焼けした背中をピンと伸ばして自転車をこぐ姿には正直ちょっと見とれてしまった。これで虫とり網でも背負わせたら似合うだろうなと思ったが、肩の上にのっかっているのは、歳を重ねて真っ白になった小さな頭なのであった。