へんな夢みた。
誰かの結婚式に呼ばれている。場所は大阪で一瞬躊躇するが、宿泊先もこちらで手配してあるので是非来て欲しい、と言われる。職場の先輩も一緒に呼ばれているのだがその人とはなぜかわざわざ別のホテルをとってあり、俺の泊まるホテルは沖縄風の建物だった。どのへんが沖縄風かというと、台風に強いコンクリ造りであるところ。大阪城公園駅からほど近いところに去年できたばかりらしい。近所の人がよく泊まるらしく、駐車場の隅には自転車置場があって満車である。
式の前日に大阪へ出てきていた俺は市内を観光するが、途中で電車のダイヤが乱れて、どこかのターミナル駅で人ごみにわやくちゃにされる。お好み焼きを食べに行きたいのに。うわーん、みんなちゃんと2列に並んで待とうよ。
ほうほうのていでホームを後にし、エキナカの健康食品ショップにたどりつき青汁を飲んでいるとなぜか佐藤優が営業にやってきて本の宣伝をしている。「なにかご意見がありましたらぜひ！」と言われても別にないので困る。「お叱りの言葉でも結構です」と言われてもこわくてそんなの言えない。
青汁を飲み終わったのでもう一度ホームへ様子をうかがいに行くことにした。階段を降りきったところで、若い女性二人組が脇目もふらずに猛ダッシュしてきた。急いでいるようだが俺はそれをよけきれずそのうちの一人とぶつかってしまった。女性は激しく転倒しズザーーーーーと通路の上を仰向けに3mくらいすべっていった。
大丈夫ですか、と駆け寄ると、左肩の付け根、肩甲骨の先のあたりの皮膚がすりきれて、白い骨が直径5cmほどの大きさに姿をのぞかせていた。これ、本当に骨か？というか血がまったく出ていないんだが……。
大丈夫です、大丈夫です、ほらこの通り血も出ませんしたいしたことありません、と怪我をした女性は何度も言って、連れと一緒にその場を去ろうとする。どうしても病院には行きたくないらしい。歩行者同士の交通事故だよなあ、とこちらの名刺を一応渡したところで目が覚めた。
