- スーパーのパック寿司(8カン500円)
- キリン・ザ・ゴールド
エクセルの検定が無事終わった。行と列の悪魔の勢力は弱まったが、今朝になって「VLOOKUP関数の第4引数」という、俺にとってはすごい難題が浮上してきたので実はとても焦っていた。範囲を検索してなにやら完全一致するデータだけを引っ張ってくるか、それとも完全一致しなければ指定の数値未満でもっとも近い値を引っ張ってくるか、というオプションみたいなものなんだけれども、それを0か1かでVLOOKUPくんに指示してやらないといけない問題が時折出てくるのだ。
まずこの関数の名前が悩ましい。ヴイルックアップと音読してみるとなんだかアースシェイカーのドンルックバック(DON'T LOOK BACK)という曲を思い出してしまって困るのだ。
だがこの曲について語り始めると話が際限なくズレていくので第二の問題に移る。
完全一致のデータだけを引いてくるには第4引数に「FALSE」すなわち数字の「0」を入れてやることになっているのだが、そこで俺はつっかえるのだ。「FALSE」って「偽」って意味じゃなかったっけ?「偽」ってことは完全一致してない偽のデータを引いてきちゃうってことじゃないの?真の値を探すんだったら真=「TRUE」すなわち「1」を入れるんじゃねえの?とつまらないところで英単語の意味にこだわってしまったのである(しかもこだわりの中身が間違っている)。
実際はそう、逆である。俺は行と列の悪魔とともにこのドンルックバックな第4ヒッキーズに幻惑されていた。そう、俺の思い込みはいつも逆なのだ。そしてその思い込みはとことん頑固でなかなかひっくり返すことが出来ない。第4引数を省略すると「1」すなわち「TRUE」を入力したのと同じことになるのだが、デフォルトで「0」でなく「1」の機能を持つというのも腑に落ちない。二重にあやしい。というわけで試験開始直前までギリギリと復習していたのだった。今も書いている途中で記憶が不確かなのに気づいてネットで調べながら文章を打っていた。ああ、でももう終わったからいいや……忘れよう……
帰り道、あまりに天気がいいので買ってきた寿司を公園で広げてかっ食らってきた。日曜だというのに子供の気配もなくひと気のない、うっそうとした樹木の生い茂る住宅地の真ん中の公園を独り占め。いい塩梅に木陰になるベンチを発見したので本日ここを俺の定位置とする。食後は読書のつづき、と思ったら、パック寿司についてきた醤油を服にこぼしてしまい、慌てて帰宅して洗濯する羽目になった。
牛スジが安く手に入ったので下処理をして醤油で甘辛く煮付けながら、テレビを横目に塩えんどうでビールを飲んでいる。