せすにっき

日記。2019年1月にはてなダイアリーから引っ越しました。2024年もそこそこ適当に生きたい。

さてさて

俺が今まで買ったことのあるタロット関係の本は2冊。いずれもついてくるカードが目的だった。それからふと気が向いてウェイト版をひとつ入手したけれども、一種朴訥な感じさえ漂わせる伝統的な絵柄に馴染めずほとんど使わずじまい。結局最初に買った大アルカナのみのデッキが一番使い込まれている。「死神」のカードに、大鎌を手にした骸骨の姿はない。暗闇に浮かぶ壊れた人形と、その向こうに不気味に灯る赤い炎。俺の中の「死」のイメージはこれだ。
その、一番最初に買ったカードの解説書にあった「ウィジャー盤スプレッド」なる占い方。西洋版コックリさんとも言われるこのボードの上でカードをかき混ぜ、並んだ絵柄で占っていく。記載されていた中では一番変わった占法だった。
場に描かれたさまざまな局面。そしてその上に広げられたカード。その対応から占い対象の未来を読み取っていくわけだ。まあ、俺の占いはへっぽこで、ウィジャー盤の入手方法もよくわからなかった時分、盤も結局手書きであったわけだ。ほほえましいというかなんというか。
カードだけでなく、その置かれた盤の中でどの局面が重要な意味を持つのか、それを読み取るのが大事だとしばしば感じたものだった。そんなことを今夜、ふと思い出した。