せすにっき

日記。2019年1月にはてなダイアリーから引っ越しました。2024年もそこそこ適当に生きたい。

晩飯

  • オムライス

友人がこっちに出てきたので外ごはん。
近況報告もそこそこに当時のことに思いをはせつつ散策し、モノレールに揺られてみたりした。海は黒かった。遠くの水平線は陸地の灯りに縁取られていたけれども、海はどこまでも黒かった。その上で半分の月を抱えうすぼけた夜空よりもよほど黒く、投げた視線ごとそのまま吸い込まれていきそうな不思議な気分になった。
友人はちょっと変わった人物で、何が変わっているかというとうまく説明できないのだが、俺の苦手なたぐいの世間の空気に簡単になじんでしまっているのに、なぜかいつでも奇妙にどこかが浮いているというところだろうか。書いてみたらますますわかりにくい。昔からこうだったし、俺はそんな彼女が軽々とはばたいていく様子を非常に痛快に思いながら付き合ってきたのだが、やっぱり色々な人生の節目を経て今もなお変わっていないのだなあ、との実感を強くする。人間って面白いなあ。
昔、ウィスキーかなんかのテレビCMに「時は流れない。それは積み重なる」ってフレーズがあったんだけど、やっぱりそんな感じ。