せすにっき

日記。2019年1月にはてなダイアリーから引っ越しました。2024年もそこそこ適当に生きたい。

おはようございます

へんな夢みた。
とある住宅街の、丘の斜面にそったゆるやかな坂をのぼっていくと、コンクリートで固められた壁面になにかレリーフのようなものが貼り付けられている箇所に出る。明治時代のえらい人の肖像と略歴がそこに刻まれている。夏目漱石とか、文人が多い。それを直す仕事をしているようだ。
作業をしているとヤモリが出た。とても不思議なヤモリで、皮膚は透明で、内臓が美しい青色をしていて、ほんのりと光を放っていた。しかも人の言葉をしゃべる。すぐに仲良くなった。
現場での作業は何ヶ月か続いたが、ついに完了の日をむかえた。だいぶ大きく成長したヤモリに会いに行くと、口から卵を生んでいた。うずらの卵のような模様のついたものを3つ生んだ。そして、自らはズルリと音を立てて、脱皮した。乾いて半透明になった皮膚が何重にもむけて、中の方から出てきたヤモリはふたたび人間の小指の先ほどの大きさになっていた。顔は細長く精悍で、体中がつやつやに輝いていた。こうやって若返りながら何百年も生きるらしいのだが、若返ったヤモリの姿があまりにも頼りなく弱々しく思えたので泣きながら「車に気をつけてね」と言ったところで目が覚めた。