せすにっき

日記。2019年1月にはてなダイアリーから引っ越しました。2024年もそこそこ適当に生きたい。

読み終えた

半ば読書デー。
その1.

QED 東照宮の怨 (講談社文庫)

QED 東照宮の怨 (講談社文庫)

小学校の修学旅行で日光へ行ったけれど、眠り猫しかおぼえてNEEEEEEE!!あと、まこと食堂っていうとこのカツカレーがうまかった。猫と食い物しか記憶に残らない俺の選り好み脳はこの頃からだったのか。
歴史上のミステリーと現代の殺人事件をリンクさせるこのシリーズだけども、今回はそのリンクの仕方がより直截的で、言葉を変えて言うと強引にすぎるという印象が。シリーズ中、百人一首の歌曼荼羅はもうそのパズルゲームの壮麗さだけに酔わされたし、六歌仙の回に出てきた昔の毒薬の守番をする家の話なんかは京都という土地柄と相まって割とリアリティが多めだったような気がするし、シャーロキアンの話は物語と現代のふたりのファナティックキャラとヤク中というヒントがうまくふたつの世界を結ぶ要の役目を果たしていて二重人格という一種の反則技に正当性を与えていたと思うんだが……。
というわけで今回の犯人の動機、そんな理由でここまでやるのかってことについてはいささか疑問なのですが、主人公もフォローを入れているのでそこはおkということでおいといて、歴史上の謎解きについて感想を、ということになると、家康こええええええええええ!!!でも天海のほうがもおーっとこええええええええ!!
今回は三十六歌仙の歌はあくまで手がかりのひとつでしかなかったけれども、切り売りされたという佐竹本のアレコレをネットで調べてみるだけでもなかなか興味深いです。
その2.
QED 式の密室 (講談社文庫)

QED 式の密室 (講談社文庫)

次作へなだれこむと今度は陰陽道の世界でござんした。陰陽師というと安倍晴明ブーム。ありましたねえ。なんであんなに流行ったんだっけか。ブームに乗らなかったのでよくわかりません。
しかしながら式神というと中学生くらいのときにちょっと読んだ青少年というか少女向け小説にこんなのがあってですね。何冊で完結したのか最後まで買わなかったのでわからんのですけども、ストーリーが進むごとに仏教の神様やら式神やらが出てきて混沌としていて面白かったですねこれは。なんか前世がどうとか異星人とかまで話が広がっていたような……。シリーズ最終巻の作者あとがきが面白かったです。
話がずれた。上記「式の密室」では、晴明の使役していたという「式」の正体、そして俺がこのシリーズに手をつけるきっかけとなった「騙り」の構造についてが語られていて、変人な主人公タタルの歴史観、霊的なとか迷信とかいう言葉がついて片付けられがちな事柄に対する態度がよりはっきりとしてくる重要な話であるのだなあと勝手に納得した次第。
式とか晴明といえば、さっき「少年陰陽師」見た。来週で最終回かなあ。この話も結構すごい。晴明の孫が主人公でおじいちゃんの晴明も出てくるんだけども、離魂の術とかいうのを使って分身を飛ばすんですよ。アマテラスのエイリアスみたいに。ってーかその分身がなぜか青年時代のイケメン晴明の姿なので笑ってしまうのであった。あと十二神将の中にツインテールのおにゃのこがいるのでそれだけで萌え。
そーだそーだ、陰陽師で思い出したけど
久遠の絆 再臨詔

久遠の絆 再臨詔

国造りの神話の頃から輪廻転生を繰り返す男女のめぐり合いをテーマにしたゲームがあって、俺はゲームはやってないのに絵柄に超ひかれてガイド本だけ買ったんだよなあ。ここに土蜘蛛についての記述があったりした。あと、タタラといったらあれか。もののけ姫にも出てきてたか。
デイダラボッチについてちょっと興味があったので調べて書いたんだけど、もうネット上には残ってないかな。タタラがなまってデイダラ、なんて言及があって、なるほどと思った。
だらだら書いたのでとりとめないな。あ、いつものことか。