レンタル屋でパッケージを見て笑った。「
キル・ビル」のビルの人だ!
というわけで、自分的にこれは絶対抱腹絶倒パロディだ!と思い込んであらすじもよく読まずに借りてきたわけですよ
*1。
そしたらなんか全然パロってなかった。
シリアルキラーvsFBIの異色捜査官の話。笑い転げる気まんまんでビール片手にカーテン閉めて部屋を暗くしてビデオをGoした俺のやるせなさをどうしてくれますか。
と最初は思ったんですけども、安置所の死体にいきなり杭打っちゃったりするビル(ごめんほんとの役名覚えられなかった)の神がかりっぷりがすげーいいです。ていうか、インタビューに答える街の人がみんなヘン。
アメリカってわけがわからなくて面白いな。いや、この映画の中の
アメリカがわけわからないってだけなんだろうか。
最近邦画よりも洋画を字幕で観るほうが好きだと気がついた。多分、耳で聞くより目で文字を追うほうが楽になっちゃったんだな。
何度か「ガハハハ!」と笑ってしまった。「ガハハハ!」ですよ。「ははは」とか「ぷっ」とかではなく「ガハハハ!」
どっちかというと前半のほうがハチャメチャ度は高かったと思う。なんか冴えない住人ばっかりのボロアパートなのに、あれよあれよという間にとんでもない技を繰り出したりする人が続出するので目が離せなかった。大家のおとーちゃんのくねくね具合を見ていたら、「
ポピーザぱフォーマー」のパピーを思い出してしまい、もう彼を見るだけで笑いが止まらなくて困った。
微妙にネタばれになってしまうんだけれど、主人公が覚醒するとこ、あのへんは伏線張ってあったとはいえちょっとご都合よさすぎませんか?となんか違和感が。でも、安心して観られる映画だった。つうかこれの前に見た例の「キル・エビル」がわけわからなさすぎ。