せすにっき

日記。2019年1月にはてなダイアリーから引っ越しました。2024年もそこそこ適当に生きたい。

不寛容日記

疲れていると他人のミスに対して極端に不寛容になる。自分の場合、そのような性向が誤字・脱字に関してより強く表れる。ネットニュースの記事の漢字の誤変換などは特にイラッと来るのでついブクマしてしまう。誤字チェックで重箱の隅をつつくブクマをしている時は自分が疲れている時だ。スマホが普及してから後だろうか、予測変換が暴発したとおぼしき余分な文字列の挿入などもよく見かけるようになったが、本当に疲れていると、自分の両眼がそういう箇所以降のすべての文字を追うことを拒否するようになってしまい大変困る。困るのだけれども、わざわざストレスの溜まる文章を読むべきではない、という脳味噌からの勧告なのかもしれないと思い、そのままページを閉じることもある。誤字混じりの文章を石ころだらけの道路にたとえると、小石のようなささやかなミスが目に付きいちいちイライラする自分はサスペンションの性能が低下したボロ車ということになるのだろう。できればガタガタいわずに走って行きたい。
しかし自分が書く側にいる時、そういうミスをしてもすぐには気付かず、後からしまったと思ってこっそり直すことがある。そもそも自分が後から気づけないような文法や語法、そして知識の誤りについては、ミスをしたことにすら気がつかない。とくに後者についてはきっとこの日記の過去ログにいくらでも埋もれているのだろう。また、助詞の脱落についてはわざとやっているようなところがある。チラシの裏の日記なんだからこういう逸脱も含めて好きに書きたいじゃないか、という意識が働く時が多々ある。要するに、がたつく道に文句を言いながら自分もせっせと地面を荒らしているわけだ。