せすにっき

日記。2019年1月にはてなダイアリーから引っ越しました。2024年もそこそこ適当に生きたい。

おはようございます

人の顔をちっとも覚えない自分が顔を判別できる数少ない外国の俳優の中にあのリチャード・ギアがいるのだが、顔は思い出せても名前の方がなかなか出てこないんである。よって「ほら、あのハチ公物語の外国版に出てた人」とか「オレンジジュースのCMで寅さんの恰好してるあの人」とか言って説明する羽目になる。その原因をつらつらと考えてみたのだが、自分の中で、あの顔と「リチャード・ギア」という名前の響き、というよりもカタカナにしたときの字面が、ちっとも関連性を持って結びつかないんである。
リチャード・ギア」という文字列を見ると、頭蓋骨の奥行きが長く、顔の彫りがえっらい深く、特に鼻なんかはものすごい鷲鼻で、目は大きくまつ毛が長く、細くしなった弓のような眉毛を持つ、黒髪でオールバックのうえ妙に脂っぽい感じの男の顔が浮かんでしまう。「ギア」が特にそんな感じなのだ。ところが現実のリチャード・ギアときたらどうだ。映画『HACHI』で自分の中の偏ったイメージが強化されてしまったのかもしれないが、日本犬のような人なつっこい目をして、まったくなんということだ。彼の名はリチャード・ギアなのだが、自分にとって彼はまったくギア顔ではないのだ。個人的には、彼の名前の表記に「ハ」行が一つでも入っていればいいのに、と願う。なんかあの顔は「ハ行」の感じがするんだ。ヘンリーとかハンスとかヒューイットとか、そんな感じで一つでもハ行の文字が入っていれば、もっと顔と名前が一致しやすかったのだ。