せすにっき

日記。2019年1月にはてなダイアリーから引っ越しました。2024年もそこそこ適当に生きたい。

かぶ煮た日記

ぼかぁ他人の暮らしに対する想像力の欠けた世間知らずの人間だから、遠い異国の砂漠で働いていた日本人が殺されたニュースを見てもピンと来ず、テレビの映像からかろうじて連想したのがヨルムンガンド1期の最後のエピソードに出てきたプラントだった。なのでああ、危険な地域なんだなあ、日本とはぜんぜん違うな、そういう土地でああいう事件が起きたら問答無用で殲滅作戦取られちゃうよな、というような感想しか持てなかった。政府の誰かが被害者の名前の公表を控えると言った時には、ああそういうものか、広報とか、外に対する対応がしっかりしたちゃんとした会社に勤めていると、何かあった時にこういう風に会社が守ってくれるのかな、とはいえ、肝心要の本人の身の安全が守られなかったのはやりきれないな、と思った。
きのうエネチケーで亡くなった人のことが報じられて、名前も出て、年齢も出て、遺族が話す映像が流れた。それでようやく遠い国の出来事の重さが目前に迫ってきた。しかし、この報道を自分が目にしてこの事件に関して初めてリアリティというものを感じたところで、なにか世の中の役に立つわけでもなく、こういう風に報じてくれて良かった、という感想を漏らすこと自体がはばかられるような世の中になってしまっている気がしてしまうのは自分の思い過ごしだろうか。
それはともかくとして、安否不明者の中に会社のトップあたりの地位にいる人が含まれていたのだけれど、それも今まで発表されていなかったんだな。