へんな夢みた。
高い建物の上層階で何かの準備をしている。空中庭園の苔むした木陰の地面は色とりどりで、こんな色の苔があるのかとそばにいた人に話すと、彼女に「それは折り紙細工だよ」と笑われた。薄暗くてよく見えなかったのだが、地面の上に赤や紫の折り紙細工が置かれているのだった。
そこにいた皆、結婚式の二次会のような恰好をしていた。これから何か会合が始まるようだ。しかし突然床が揺れ出した。この建物はできたばかりだし昨年の地震にも十分耐えたから大丈夫、と誰かが言うのだが、結局昨年の比ではない揺れに見舞われ大きな破壊音が響き床が抜けて我々は全員鉄塔の隙間を延々と下へ落ちて行った。かなり上空からなので地面に達するまでかなり時間があった。ああこりゃ死ぬ、死ぬ前には何を考えたらいいんだろうかなあ、と思ったのだが、結局思いつかず「ありがとうありがとうありがとう」と手を合わせてずっとつぶやきながら落ちていくところで目が覚めた。