朝7時にオンタイマーでテレビの電源が入る。ニュースを見ながらまたとろとろと眠りに落ちて、人形劇の三銃士が始まる頃に、へんな夢みた。
三銃士はここのところ見ていなかったが、どうもミレディとダルタニアンがなぜか一つ屋根の下に暮らすという展開になっていたらしい。俺はン十年前のアニメ三銃士のミレディが結構好きだった(正確にいうとミラボー夫人を名乗るようになってからの方が好きだった。が一番好きだったのは男装アラミスだった)のでこれはボーナス回だわ!と思って見入る。よく見ると、人形劇だったはずの三谷三銃士が結構なクオリティのアニメになっているではないか。しかもミレディがごはんのしたくとかしてて超かわいいんですけど。これは来週から録画だ、と思いながら見ていると、例のようにダルタニアンを騙そうとして取り入ったはずなのにダルタニアンにうっかり惚れてしまったミレディが、当のダルタニアンからあえなく振られたところで番組が終わった。リアルのストーリーもこの通りだったのかどうかは知らん。
夢はもう少し続き、俺はマイマザーと一緒に高台にある車椅子工房へ向かった。オリーブの木がそこらじゅうに生えていた。坂道のてっぺんには土産物屋があり、割と若者向けの小物を売っていた。ケータイストラップとか。
そこにTシャツが売られているのを見つける。SとMの二種類だ。サイズのことじゃなくて、サディスト-マゾヒストのSM。マゾTのほうは、背中側の一番下に、人の手のひらぐらいの大きさの「M」の字がプリントされていて、その下に小さく「なんです・・・」と書かれている。サドTのほうは、胸側にいわゆる女王様ルックというか、革のビスチェやなんかがプリントされていて、片隅に「Sでしてよ!」と書かれている。Sの方はどうかと思ったがMはおもろい、と思っているうちに目が覚めた。