せすにっき

日記。2019年1月にはてなダイアリーから引っ越しました。2024年もそこそこ適当に生きたい。

晩酌と録画日記

この前書いたミントの入浴剤を買いに行って、ついでにコンビニに寄ったら、おいしそうなブツがあったので何も考えずに買ってきたのだけど、俺はトンカツだと思っていたのに、帰宅してビニール袋から取り出してよくよく見たら、ササミカツだった。ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ。
話は変わるが、俺は旧来のシステムから新しいシステムへ移行するのがとても苦手だ。システムと書くと大仰だが、要するに、今まで使っていたものをやめて新しくモノを買う、という行為が苦手なのだ。そして、俺ってやだなあと思うのは、いちど新しいものの恩恵に触れると、コロッとまいってしまうという性質があるというところだ。転向前の過去の俺に機関銃を持たせて未来行きのタイムマシンに乗せてやったら、転向後の俺は間違いなく蜂の巣どころかスポンジ状の物体と化すまで銃弾を撃ち込まれているだろう。
今回は、アナログテレビが壊れるというトラブルがあって初めて地デジ導入に踏み切れた。だがしかし、これは過去の俺からは、前回のようにサービスセンターに連絡して修理してもらえば良かったのに冷たく見切りをつけて新しい物品を購入した、という非情な行為であるとみなされる。そうだよな、だって、電源が入らないってだけで、きっと他の部品はまだちゃんと動作するんだよな。でもさ、でもさ、サービスセンターから人が来るだけで安からぬ出張費を取られるんだよう。修理代とかじゃなくてさ。それを昨年知ってしまったからには、やっぱり考えてしまうじゃないか。今回はもう、新しいのを買った方がいいんじゃないかって。いや、人件費が高いっていう文句をたれるつもりはないんだ。こんなとこまで車でかけつけて来てくれてさっさか作業してくれる人にはそれなりの報酬があるべきだとは思うんだ。だからあの出費は妥当だったと思ってるよ。でもさ、でもさ、もういいや、そう思ったんだ。だから新しいテレビを買ったんだよ。
買ってみたらば、なんていうことだ。番組表がテレビ画面で見られるじゃないか。外付けのハードディスクを買ってみたらば、録画予約やらなんやらがむちゃくちゃ簡単じゃないか。連ドラ予約機能なんてのもあって、しかもナイター中継延長なんかにも対応できて、多少の放送時間変更もへっちゃらじゃないか。なんなんだ、なんなんだよこの便利さは。俺はこの恩恵にあずかっていいのか?いいのか?いいのか?本当か?俺はこのテレビにある程度の(大したものではないが)金額を払ったけれども、

対して、俺自身にはそれだけの金額を対価とする恩恵を受けるだけの値打ちが果たしてあるのか?

という、根拠があるようでないような罪悪感のような、いつもいつも俺の後をついてくる命題をいつもの通り勝手に背負って、そして背負ってはみたものの重さに耐えきれずにビールを買いに行くわけです。もうだめだ。