ゆうべはちょっとだけ涼しかった。今朝ごみを出しに表へ出たら、隣の部屋のドアの郵便受けからはみ出してる朝刊がビニール袋に入っていたので、明け方近くに雨が降ったのだとわかった。しかし俺が目覚めた時点ではもう道路はからっからに乾いていたよ。
自分に言い聞かせなければいけないのだけれども、くれぐれも無意味な徹夜をすべきではない。熱中型の自分はスポッとツボに入るとそのまま時間を気にせずぶっちぎってしまいがちだが、遊びだろうが仕事だろうが、よく考えたらあんだけ連続で何かをし続けるとか、ありえない。長距離走のコースを全力疾走するのと一緒だ。脳味噌の中でも、もうちょっと本能以外の部分を使わないといけないと思う。いや、本能が働いていたら、あの晩俺は有無を言わさずバタリと倒れ伏して寝ていたのだろうか？
と書いてふと思ったんだけど、本能って脳味噌に格納されてんの？ なんか、脳味噌というよりも内臓や皮膚や、体のあちこちにしみついているもののように感じられる。
