へんな夢みた。
へんな映画を見ている。途中で、自分が映画を見ているのか映画に出ているのかわからなくなる。鉄筋の古い病院の建物の薄暗い地下を出て、そのまま白い砂が広がる海沿いを歩いて、俺は何かをしなくてはいけなくて、しかしどうしようもなくて、そしてお金がない。お金がないと何かひどい目にあうらしい。そしてそのひどいことは結局実行され、ついでに台風の直撃もうけ、あたりはめちゃくちゃな状態になって俺は松林の近くに突っ立ってボーッとしているしかない。
そこへビートたけしがやってきた。俺の代わりに悪いやつに復讐してくれるらしい。たけしは、俺もどうせワルなんだからいいんだよ、とか言って、いつものように左右の肩をコキコキと上げ下げしていた。あれ、これって例のヤクザ映画だったんだっけ、いやそんな雰囲気じゃぜんぜんなかったんですけど、と思ったところで目が覚めた。