私「えっ」
店長「当店へのお持ち込みはお断りします」
私「いえちょっとずつ味見なんです」
店長「えっ」
私「えっ」
店長「つまりお持ち込みということでしょうか」
私「えっ」
店長「えっ」
私「大ごとってことですか」
店長「なにがですか」
私「異様な年齢層やルックスや話し方の我々が送別会をかねた飲み会で
土曜日の夜中の一時に客がゼロのチェーン居酒屋に持ち込んだ
散骨旅行のおみやげの特別なデザートワイン1本が」
店長「ああ一度許してしまいますときりがなくなって
僕が責任とらされますよ」
私「そうなんだすごい」
店長「ではご遠慮いただけますかここはお店ですよ」
私「成功のつかみは欲しくありませんか」
店長「えっ」
私「えっ」
店長「ああバイトを叱って本に書かれてネットで紹介されて
はてな民の心をつかむのには成功しました」
私「なにそれしらない」
三十四歳男「まあ、当然といえば当然か」
私「なにそれわかい」
店長「えっ」
三十四歳男「えっ」
私「えっ」