せすにっき

日記。2019年1月にはてなダイアリーから引っ越しました。2024年もそこそこ適当に生きたい。

右肩上がり

昨日書いた暑さの話で思い出したんだけど、小さい頃って、何かがどんどこ増えすぎていっぱいになってしまうことにすごく恐怖を覚えていたなあ。人口とか。なんかね、昔読んだ子供向け科学学習系マンガとか、やたらこっちの危機感を煽ってくるものばっかだったんだよね。人が増えすぎて環境破壊も大気汚染も進んで人は高いお金を払って酸素ボンベを酸素商人から買わないと生きられない、貧しい人は窒息死みたいな世の中になってるっつう話が、怖くて今でも忘れられないなあ。あれって一応カガクな本だったはずなんだけどなあ。なんであんなマンガが載ってたのか不思議だ。あれを読んだ子供が危機感を抱いて、将来はカガクシャになって地球を救うよ!と決意するように、っていう意図でもあったんだろうか。俺みたいに、己の恵まれた生活にはとりあえずしがみつきながらも、人間がこれ以上地球上にはびこったら駄目なんじゃね?とか考える勝手な子供が増えたらどうするつもりだったんだ?
っていうか、よく考えたら、未来はこんなに素晴らしいよ!っていうビジョンなんて昔からなかったよね。便利になるかもっていうのは色々と提示されてきたけれど、それでみんなしやわせになれるよ!とは誰も言ってなかったような気がする。実際どうだったんだろ。誰も思ってなかったんじゃないかって気がしてきてしまう。