せすにっき

日記。2019年1月にはてなダイアリーから引っ越しました。2024年もそこそこ適当に生きたい。

び…びよういん?

思い切って、縮毛矯正してみた。なんだもっと早くチャレンジすればよかった。これでこの夏はイライラの元が減った。
今日は読みたかった本があったので美容院に持っていった。いつもパラパラめくる店置きの雑誌とかと比べるとなんかちょっと俺、高尚なご本を読んでるように見えない?俺もしかして知的に見せかけたりとかできちゃってる?ちょっと眉をひそめつつページをめくったりとかしちゃってどう?などと誰の為にも何の得にも腹の足しにもならない虚栄心を満たしつつゴキゲンな薬液塗布&浸透時間を過ごしていた。
白髪のきれいなおばあちゃんが、杖をついて店に入ってきた。常連さんらしく、すぐに店長がサッとドアを開けて手を引き店内へ導く。足腰は弱ってきてるのだけど立ち居振る舞いがどことなくシャンとしている。
おばあちゃん、とても笑顔が素敵で上品なかんじ。つか、かわいい。俺が、あーいいなあこういう歳の取り方、と思いながら鏡越しにチラ見して本に目を戻すと、おばあちゃん、大きな声で「今日はねー、アタマ切ってくれる!?」と一言。
俺はなんだか笑いがこらえきれなくなって、でも今俺はすました顔して知的で小難しい本を読んでいるという設定なので笑うわけにいかないと思って、下を向いて読書に集中しようと頑張ったんだけどどうしても白髪のおばあちゃんの優雅な姿とアタマ切ってくれる?というフレーズの落差がおかしくて、目をカッと見開いてページに並んだ文字を必死に注視していたんだけど、後から考えたら逆にこんな本を読んで笑いをこらえている人間の方が怪しいじゃないか。普通に笑っておばあちゃんには会釈とかしておけばよかった。失敗した。