最近眠っても眠っても眠い。かといって無理矢理早起きしても眠い。困る。
色々やることがあったので、帰宅してからぐだぐだと片付けていたら、晩飯作るの忘れてた。こんな時間になるともう腹の虫も鳴きつかれて眠っている。以前だったらまだ宵の内、たまごかけごはんでも用意して余裕で平らげちゃったんだろうけど、最近どうも食欲がおとなしすぎて困る。とりあえず乳製品を口に入れる。どさくさにまぎれて酒も飲んでおく。
全然関係ないけどまた火葬の話しちゃう。なんで急に火葬に興味わいちゃったんだろう、と思うにつけ、持統天皇の存在が頭をよぎるのであります。いやほんとのきっかけはアメリカのニュースサイトを見てて葬式世話人「助葬婦」のことを知っておもしれーって思ったことだと記憶してるんだけど(あと映画の影響)、そこでおもしれーって思う理由っていったらやっぱ持統天皇なんだよ。
持統天皇ってのは、日本の天皇としては初めて火葬にされた人なんだそーだよ。前にも書いたけど。で、誰の本だか忘れたけど、どうして彼女が火葬を選んだのかっつー理由を書いている人がいて、多分それは推測の域を出ないものだったと思うのだけど、夫である天武天皇の体が朽ちていく様を傍で目の当たりにして、思うところがあったから、という理由なんだよそれが。
日本書紀とかに書いてあるんだけど、天皇とかが死ぬと、「もがり」っていうのをやる。天皇が死ぬっていうのは普通の人が死ぬのと違って「かむあがりましぬ」という表現になるんだけど、要するに神様として天上にあがっていくってことね。すんごくわかりやすい専用の動詞ができちゃうなんてもう日本語ってなんてすばらしいんだろうとか思っちゃうんだけどね、で、そういう死に相対する儀礼として「もがり」っていうのがあるんだけど、俺のパソコンはもがりと打っても喪狩りとかもが理とか藻が理とか変換してくれてちゃんとした漢字が出てこないよフ●ーーーーーーーーック!!
皆様におかれましてはWikipediaにて正しい漢字と詳細をご確認いただけますと幸いでございます。
故人の遺体が朽ち果てて骨と化すまで、后が傍についていないといけないわけです。持統天皇は夫である天武のなきがらが朽ちていく様子に耐えられなかったのではないか、それで彼女自身が没したときには亡骸を荼毘に付してくれるように周囲に申し付けていたのではないか、というのが要旨であったのですが、これまたいつものごとく出典が思い出せません。永井路子だったかなあ。違うかなあ。ロマンティックが止まらない文章をものされることがある直木先生もそんな風に書きそうな気がするなあ。ちなみに天武天皇の没年の100年ぐらい前、敏達天皇が亡くなったときにはやはり后のトヨミケカシキヤヒメ、のちの推古天皇が「もがり」のために籠もったのだけど、この時は邪魔が入ってたいへんにトラブッたのであったそうな。