せすにっき

日記。2019年1月にはてなダイアリーから引っ越しました。2024年もそこそこ適当に生きたい。

歯医者日記

ヨン様っぽい歯医者が担当になってしまって落ち着かないうえ、脳内で勝手にヘアスタイルをチェンジさせてヨン様の呪縛から逃れようとしたらば逆に自分の妄想力に押しつぶされそうになって困ったでござるの巻、後編。前編→id:cess:20090324#p2
暇な時間を見つけては脳内でトレーニングを繰り返した結果、あの歯医者のヨン様顔には慣れた。そもそも別に自分はヨン様のファンでもなんでもないのだから、彼に似た歯医者にあんぐり口を開けた間抜け顔を見られていることに対し動揺すること自体が変なのだ。だからもしも今後マクシミリアン・ジーナス似の歯科医が担当になったときには思う存分ゼントラーディ語で取り乱そうと思う。
そんなわけで、極めて平常な心境で臨んだ今回の治療だが、そうして冷静に治療を受けていると、口の中に治療器具を突っ込まれている間、自分の舌の行き場所をどのへんにすればいいのか、急にわからなくなった。
「あれ?俺、この前の時、舌ベロどうしてたっけ?」
数年前、生まれて初めて虫歯になって歯科医院に通った時には、初チュイーンに緊張したのかそれともあっさり終わってしまったからか、自分がどんな風に治療を受けていたか、かんじんの最中のことが記憶に残っていないし、ついこの前の治療の時は頭の中が冬ソナ一色だったので舌をどうしておけばいいのかなんてことは全く意識に上らなかった。いやマジで舌、どうしたんでしたっけ?シャレちゃうわ!
どうやら、チュイーンと奥歯を削られている間、自分はなぜかついつい巻き舌になってしまうようなのだ。舌先を反り返るように丸めると、舌の裏側の静脈みたいなのが浮き出てるちょいグロな部分が歯医者から丸見えではないか。これはもしかしてみっともないのではないか?しかもこうすると急に唾液がいっぱい出てくるような気がする。今回の治療ではまったく痛みがなかったが、自分の唾液が口の奥の方に溜まって思いきりむせそうになった。ちゃんと唾液を吸いだす管を口の中に入れてくれているのだけど、なんだか追いついていないような気がする。先生、ここで左手を挙げれば止めてくれるの?なんかでもすぐ溜まっちゃうよ唾液。手を挙げてばっかりであんまり作業が進まないんじゃちょっと悪いよ。我慢してみるよ。あやっぱりだめですげほっ。
しかも、唾液の分泌はどうやったら止まるかな?と考えていた自分の脳裏にはなぜか紀州産の肉厚な梅干しの映像が浮かんできた。とたんに記憶から甦るすっぱい感!唾液ダー!うげほっ。死ぬかと思った。