- 冷えたてんぷら
- ベルキューブのチーズ
- 梅酒@ストレート
実家に行ってすぐ帰ってきた。みやげにてんぷらをいただいてきたぜ!もちろんよく冷えている。マイソウルフード。
今年、いや来年の正月は、おせちというのを作らず重箱に入っているのを買ってみようじゃないか、と提案してみたらマイマザーはちょっと嬉しそうだった。料理が嫌いとかそういうんじゃなくて単純に、自分が毎年黙々とやっている準備に俺が介入してきたのが珍しくてはしゃいでいるんだと思う。ずっとずっと家の中で家を守ってきたマイマザーは、外に出て行った子供たちが、自分にとって未知のものをおみやげに家に持ち帰ってくるのをとても喜ぶのだ。そして、自分からは絶対に外へ出て行こうとしない。
家の中のささいなこと、家電製品の修理だとか、新しい家具の置き方、購入すべき収納用品について、などなどを、今は住んでいない俺にいつも聞いてくるマイマザーは、逆に俺に「自分はどうしたいと思ってるの?」と聞かれるとたいてい答えられない。先日は質問のしかたをちょっと変えて「使う人の考えに合わせるのが一番じゃないかな?どうかな?」とか聞いてみたら「私は考えなくてもいいのよ女なんだから」というわけのわからない答えが返ってきて、そうですかはい俺はいったいなんなんでしょうね、と視線が宙を泳いだのだった。
あー、書いててなんとなく思い出した。大学に入学する直前、あれだけ周囲に俺の進学のことを得意げに話しまくっていたマイマザーは俺に言ったんだ。「本当は高校か短大を出て、すぐにお嫁に行ってくれればそれが一番だったんだけどね」
俺の人生ってなんなのかしら、と思った瞬間だったなあ。