せすにっき

日記。2019年1月にはてなダイアリーから引っ越しました。2024年もそこそこ適当に生きたい。

帰宅

おお、午前様ではないか。しかし一滴も酒を飲まずにこの時間の帰宅とは不思議だ。俺はこんな時間までなにをしていたんだっけ。関係ないけど昔のマシンで「〜だっけ」と書いたら勝手に「〜脱毛」と変換しやがったので俺は一人の部屋で笑い死んだものだった。いやほんとに。
そうだ、歩き回ったのだ。年の瀬の仕事納めの金曜夜の銀座を。正確に言うと道に迷っていた。会合の場所が急に変更になったため、あとからのんびり合流するはずだった俺はあらかじめ調べておいた当初の集合地点への交通ルートやら周辺地図やらが全部ムダになりいささかヤケッぱちな気分で通りを歩いた。疲れ目のおかげでどのビルもどの通りもみんな同じに見え、もうこのまま帰ってしまいたいという衝動にかられたのだが、そんな気分でしばらくズンズン歩き続けてふと立ち止まって見上げた建物が当該目的地だった。うむ、人間迷ったら迷ったでとにかくわやくちゃに歩いてみるもんだ。
このメンバーで集まるとなぜか酒を飲まない。何故だろう。酒の入る余地がない、という形容が正しいかもしれない。いつものごとく俺が合流する前にあらかたの近況報告は済んでいて、そして俺は自分ひとりのために同じ話を人に繰り返させるのを好まないから、こちらからは何も訊かない。そして自分のことも、特に話すこともないので話さない。よく考えると淡泊というか、ともだちがいのない人間なのかもしれないが、それでも誘ってくれる友に感謝。皆の顔が見られるだけで俺は十分に嬉しいのだ。俺の顔を見て皆が嬉しいのかどうかはわからない。