せすにっき

日記。2019年1月にはてなダイアリーから引っ越しました。2024年もそこそこ適当に生きたい。

晩飯

ぬか漬けはきゅうりのが一番好きだが、時期的によさげなきゅうりがなかなか売ってない。温室とか設置して懸命に畑作に励んでいる人たちのことを考えれば本当は手に入るだけでもありがたいと思わなくてはならないのだが、手で触っても全然トゲトゲが感じられず表面に皺まで寄っているものを漬けてもやっぱりあんまりおいしくないのだ。そこで最近は人参を漬けることが増えた。2日3日漬けると、歯ざわりはカリカリしたまんまでも、噛み締めるとぬか漬けの酸味がしっかり出る。これは美味。人参美味。
今日はごはんを炊いた。いつも鍋で5合ほど炊いて冷凍備蓄している。炊いた日はレンジでチンではなく炊きたてホカホカを一膳いただけるスペシァルデーだ。蒸らす時間が惜しくてフライングで茶碗に盛るが、おいしい。ごはんおいしい。
ままかりの語源は「あまりのうまさによそからマンマを借りてでも食いたくなる」であるらしい。酢でしめられたタイのサッパとアイスランドのししゃもの卵。ひょろひょろ入っている菜の花。うまい。子持ちままかりうまい。
ひじきの煮物もまとめて作るのが習慣になってしまった。この秋から冬にかけてはほぼ常備菜となっている感がある。今年は生の芽ひじきが、なじみのスーパーにいまだに入荷しているのでうれちい。人参の千切りと油揚げの短冊切りと一緒に油でさっと炒めてからお湯入れて、ほんだしと酒と砂糖と醤油で味付ける。3日目ともなると、味がしみてるってレベルじゃねえ。このひじきは海に居たころからこの味なんじゃないかと思ってしまうようななじみ具合だ。うめえ。ひじきの煮物うめえ。
豚汁があと一食くらいでなくなりそうだ。豆腐はくずくずに崩れ、筒切りのねぎは芯がどっかへ飛び出して、抜け殻がつゆにたゆたいいとあはれ。大根も人参も箸で触ると崩れる。教えてもらったようにラー油をたらすとホットで乙だ。うめえ。豚汁うんめえ。
みかんもうめえ。黒豆茶もうめえ。今宵の食卓もしやわせいっぱいであった。