せすにっき

日記。2019年1月にはてなダイアリーから引っ越しました。2024年もそこそこ適当に生きたい。

読み終えた

壬申の乱―天皇誕生の神話と史実 (中公新書)

壬申の乱―天皇誕生の神話と史実 (中公新書)

大化の改新の30年くらい後に起こった戦い。以前の俺はそもそもなんでここらあたりで乱という名の出来事が起こるのか全然知らなかったしわかんなかった。だって悪い蘇我氏が滅ぼされて大化の改新でこれから律令政治とかいうのの花開く時代じゃん!それなのになんで戦争が!喧嘩をやめて!二人を止めて!という、認識と呼ぶにもお粗末な考え、というか何も考えてなかった。今もあんまりよくわかってないけど。
で、日本史で戦というと、大河ドラマの世界しか頭に浮かんでこないわけです。あれよりずっと前の戦争ってどんなんだったんだ、と思ったけど、地形を利用した進軍とか陣取りとか、どこそこを押さえれば形勢がこっちに傾くとか、やってることはそう変わらないんだなあ、と思った。や、面白いかも。例によって資料の乏しい時代、戦況分析もきっと色んな人によって色んな見解が出ているのだろうなとちょっと他の本も読んでみたくなった。