- 作者: 森浩一
- 出版社/メーカー: 中央公論社
- 発売日: 1990/02
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (1件) を見る
五色塚古墳というのがあって、それは原形に近いかたちで復原されているのだけれども、その写真がすっごくいい。前方後円墳の方形の側が、すぐそばの瀬戸内海を向いているのです。古墳がまるでおはようからおやすみまで、目の前に広がる明石海峡を行き交う船をみつめているみたいなのです。カメラは古墳のさらに内陸から、古墳と海峡を見下ろすようなアングル。いい。この本すっげえいい。
おや、ググルの航空写真で見ると、図説本に載ってる写真が撮影されたときよりも古墳が海から遠ざかっているような気がする。本に載ってる古墳はほんとに海の目の前なのに。調べてみるとどうやら、1998年頃から砂浜部分を広げて整備したらしい。侵食された砂浜を復元したということなのかな。今見に行っても、本に載ってるのとは眺めが違うんだろうな。なんだかちょっと残念。でも、いずれにせよ古墳が作られた当時の海岸線が実際どうなっていたのかは俺にはわからないのだ。
つうか
本に載ってる写真は、高台から見下ろしてるから砂浜がほとんど写ってない、ってだけか?もしかして。