今読んでる本に、古代の有力者たちがでっけえ古墳を作る代わりにりっぱなお寺を建てるようになっていったみたいなことが書いてあった。あーそういわれればそうなのかなあ。全然気がつかなかったですよ。
- 作者: 遠山美都男
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2000/10
- メディア: 文庫
- クリック: 3回
- この商品を含むブログ (2件) を見る
これを「料理が上手なお嬢様」といった一般的な意味に解するのは間違いであろう。推古の大王としての正当性の根源を示しているのがこの諡号なのである。
ここだけ読むとつい笑ってしまうんだけども、なんでも夫の敏達天皇亡き後、その殯*2、特に共食の儀礼に深く携わったことで彼女がよりいっそう権威を増したということが表されているというんだな。王やその一族が死ぬことを日本書紀でも「崩」と書いて「かむあがる」と読ませたりするけども、死んだ大王は「上あがる」または「神上がる」で、まさに天に帰って神となる、ってことなんだなあ。で、天にお帰りになる前に、地上でともにすごしたパートナーと、ご飯を食べるという儀礼。神様と同じ釜の飯(かどうかは知らないが)を食べる、というのは確かにものすごく神聖で、やたらめったらな人には出来ない儀式だなあ。というか実際、何を食べたのだろうか。とっても気になりますぅ。