到来物のゴーヤと茄子。昨日畑で収穫したものだという。野菜室が茄子だらけになった。ありがたや。炒めてうまー。
読んでいる本、途中から急に面白くなってきた。古事記は文庫でずいぶん前に買ったはずなのだが見当たらない。実家に置いたままのようなので、今度必ず持って帰ってこようと思った。
古事記の冒頭、国造りの前にたくさんの神様が出現するのだけれど、最初の7柱はみな単独で出現するが、最初の5柱は「別天(ことあまつ)の神」、つまりこの世界の神ではなく、その後現れた2柱と同じように「独神と成り坐(ま)して、身を隠し」てしまう。
その後に現れる神々はみな男女のペアで、10柱5組それぞれ一組が一代、と区分されている。
俺は現在過去問わず人の名前を覚えるのが苦手で、特にこのあたりの神様の名前は異様に長くて漢字の読みもわけわからん状態で今まで覚えようとする気さえ起こらなかったのだが、それらの名前の意味が解説されているくだりを読んでいるとまさに目から鱗というような発見の連続なのだ。たとえば俺でも覚えている有名な神様イザナキとイザナミは上記の神々の一番最後に名前が出てくるが、「イザ」は誘いの意を表す。「いざなう」という言葉は今も残っている。「キ」「ミ」はそれぞれ男と女を現し、彼らが誘い合って交合しさらに神々を生んでいくことが示されているのだ。名前ってとても不思議。